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雲が分かりやすい日本発のテクニカル分析

雲が分かりやすい日本発のテクニカル分析
今回提供を開始した“天気痛予報”は「天気痛」と呼ばれる、天気の変化に起因する体の不調が起こりやすいタイミングを予報するサービスです。今回ウェザーニューズは、天気痛ドクター佐藤純医師と独自の“天気痛予報”を共同開発しました。ウェザーニュースのユーザーから寄せられた症状報告と気圧データの分析結果から、人の生体リズムや人が持つ気圧センサーに影響し、天気痛の発症に寄与しやすい 3 つの気圧変化パターンを抽出。それぞれのパターンを指数化し、天気痛の発症リスクを算出します。
“天気痛予報”では天気痛が発症するリスクを 6 雲が分かりやすい日本発のテクニカル分析 日先まで、“警戒”“注意”“やや注意”“安心”の 4 ランクで表示します。天気痛のリスクを事前に把握できるため、症状に対する心構えや薬の準備など、事前の対策にお役立いただけます。また、 3 雲が分かりやすい日本発のテクニカル分析 時間毎の天気痛予報と天気、気圧の変化も確認することができ、薬を飲むタイミングにもご参考いただけます。さらに、過去 1 週間分のデータを確認することができ、どんな時に天気痛が起きやすいかなど、自分の症状の振り返りや分析にも便利です。気圧医学の専門家の知見と高精度な天気予報を元にした“天気痛予報”で、天気に起因する体の不調にお悩みの方をサポートします。

分析機器情報

核磁気共鳴(NMR)装置は、強い磁場の中に試料を置き、核スピンの向きを揃えた分子にパルス状のラジオ波を照射し、核磁気共鳴させた後、分子が元の安定状態に戻る際に発生する信号を検知して、分子構造などを解析する装置です。
一般的には、複雑な有機化合物の化学構造の決定(H、C、N などの結合状態、隣接原子との関係などが分かります)に用い、試料の有機化学物質を非破壊で測定できることが特徴です。また、最近では、NMR イメージングが、MRI として医療分野で画像診断に欠かせない装置となっています。
本編では、NMR の特徴、原理、装置の構成などを紹介し、フルーツジュースの分析例を示して、NMR の原理と応用を解説致します。

1.NMR の特徴

核磁気共鳴(Nuclear 雲が分かりやすい日本発のテクニカル分析 雲が分かりやすい日本発のテクニカル分析 Magnetic Resonance, NMR )装置は化合物の分子構造や物性の解析を行うことのできる装置です。構造だけでなく、分子間や分子内相互作用、分子の運動性など有用な情報が得られるため、生命科学、化学、医薬品・食品開発、材料科学といった幅広い分野で利用されています。
サンプルとしては溶液や固体、ゲル、エマルジョンなどが対象で、結晶化などの複雑な前処理は不要です。標準的な検出器を用いれば 60 以上の核種を測定する事ができ、同位体であっても共鳴周波数が異なるので容易に識別可能です。分子構造を原子核1個の分解能で観測できる一方、感度が低いのが欠点で、通常数 mg 程度のサンプル量が必要です。ラジオ波帯域の電磁波を使うことからNMR は非破壊・非侵襲的な測定でありNMR の原理を応用した NMR イメージングは、磁気共鳴画像(MRI)として画像診断に欠かせないものになっています。

2.NMR の原理

ゼーマン分裂

1H化学シフト表

エチルベンゼンの1HNMR スペクトル

図3 エチルベンゼンの 1 H NMR スペクトル

図3にエチルベンゼンの NMR 雲が分かりやすい日本発のテクニカル分析 スペクトルを示しますが、エチルベンゼン分子中の3種類の官能基に対応する位置に共鳴線が見られます。これらの共鳴線の面積(積分強度)の比はそれぞれの官能基中の 1 H 原子の個数比になります。NMR シグナルは化学シフトの位置に単純な1本線として観測されるのではなく、複数本に分裂する場合があります(図 3 右)。
これは隣接する 1 H 原子核同士の相互作用によるもので、スピン -スピン結合と呼ばれ、これを解析することにより原子核同士のつながりに関する情報(隣接する 1 H 原子の数、化学結合の角度など)が得られます。もうひとつ NMR 測定で得られる重要なパラメータとして緩和時間が挙げられます。緩和とは核スピンに吸収されたラジオ波のエネルギーが放出され元の熱平衡状態へ戻る過程で、それに要する時間(緩和時間)は分子運動性を反映するため材料科学などにおいて非常に有用です。また緩和時間は原子間の距離情報を調べる実験に利用されています。
NMR スペクトルを得るには、サンプルを磁場中に入れラジオ波の周波数を掃引しながら逐次共鳴を観測すれば良いわけですが(Continuous Wave NMR )、掃引に時間がかかるため非効率でした。1960 年代に Ernst と Anderson により開発されたパルスフーリエ NMR では、パルス状のラジオ波を照射することで広い周波数帯域を一度に励起します。この方法で検出される信号には個々の共鳴線に対応する周波数成分が全て含まれていますが、これをフーリエ変換することでNMR スペクトルが得られます。
この方法は CW-NMR に比べ信号雑音比が大幅に上昇することが実験的、理論的に示されました。パルスフーリエ NMR の恩恵は信号雑音比の向上だけでなく、むしろその神髄はパルスシーケンスによるスピンの操作を可能にしたことにあります。ラジオ波の周波数、強度、位相、タイミングなどを適切に組み合わせることで、炭素の級数決定、 1 H- 13 C といった特定の結合の検出、空間的に近接した 1 H のペアの検出等々、単純な共鳴線の観測だけでは不可能であった情報の抽出が可能となり、NMR の有用性が格段に向上しました。

3.NMR 装置の構成

NMR 装置は、磁場を発生させるための磁石、ラジオ波を作り出す高周波発生装置、サンプルの励起および NMR 信号の検出を行うプローブ、検出した NMR 信号を増幅・検波する受信系で構成されます(図4)。

核磁気共鳴装置の概要

この他磁場の均一度を調整するシムコイル、磁場のドリフトを補正するロックシステム、傾斜磁場コイルなども重要ですが省略しています。
さて、高周波発生装置で生成されたラジオ波はプローブ内の RF コイルを介してサンプルへ照射されます。励起された核スピンにより RF コイルに誘導電流が生じます(NMR 信号)。RF コイルは通常送信・受信両方の信号が通りますが、これらはデュプレクサで切り分けられ、NMR信号のみがプリアンプへと導かれます。プリアンプで増幅された NMR 信号は、その後分光計本体にて位相敏感検波、デジタル化されコンピュータに保存されます。信号雑音比やスペクトル分解能の向上には高い磁場強度が必要で、NMR 雲が分かりやすい日本発のテクニカル分析 装置には一般に超伝導磁石が用いられます。現在7T ( 1 H 共鳴周波数300 MHz)から 23.5T( 1 H 共鳴周波数1000 MHz)のシステムが市販されています(図5)。

超伝導磁石型NMR装置

低磁場装置では高品質の 雲が分かりやすい日本発のテクニカル分析 NMR スペクトルを得ることはできませんが、緩和時間や自己拡散係数の測定に特化することで、油分・水分量の定量やポリマー結晶化度の決定、エマルジョン中の液滴径の測定など、数多くのアプリケーションを可能とした装置も市販されています(図 6)。

永久磁石型NMR装置

4.NMR の応用

NMRによるフルーツジュースの解析例

図7 NMR によるフルーツジュースの解析例

図7右では検体の NMR スペクトル(黒線)がモデルの変位値マップ(カラー)から大きくずれています。これはオレンジの皮に含まれるフロリン(phlorin)に由来する信号で、このことからこの検体はオレンジを搾汁したのではなく、皮ごとミキサー処理したものと推測されます。 他にも産地(図7左)、濃縮還元処理や甘味料等添加物の有無などを解析することが可能です。NMRを用いた検査法は1つもしくは少数のスペクトルデータから多くの情報が得られるので、検体当たりの手間やコストを大幅に減らすことができます。

5.さいごに

NMRは装置が高額な上パラメータの数が非常に多く、少々敷居の高い装置ではありましたが、ハード / ソフトの自動化が進み初心者でも簡単に測定・処理・解析ができるようになってきています。今後、非専門家が NMR を活用する場面が益々増えると見込まれ、本稿がそのような方々がNMR の原理に興味を持つ契機となれば幸いです。

雲が分かりやすい日本発のテクニカル分析

株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、天気の変化に起因する体の不調、「天気痛」の予防や対策に役立ていただくため、スマホアプリ「ウェザーニュース」にて、“天気痛予報”の提供を開始しました。
“天気痛予報”は、気圧医学の第一人者である佐藤純医師と共同開発しています。佐藤医師は天気痛ドクターとして診療のかたわら、天気痛に関する研究開発も進めてこられました。この予報では、ウェザーニュースのユーザーから寄せられた症状報告と気圧データの詳細な分析のもと、人の生体リズムや人が持つ気圧センサーに影響し、天気痛の発症に寄与しやすい気圧変化パターンを独自に指数化。天気痛が発症するリスクを 4 ランクで算出します。低気圧や台風の接近といった、明らかな気圧変化に加え、天気図には現れない微小な気圧の変化も考慮し、 6 日先までの天気痛発症リスクを予報します。日毎の天気痛予報のほか、 3 時間毎の天気痛予報と天気、気圧の変化も確認することができ、薬を飲むタイミングにもご参考いただけます。また、過去 1 週間分のデータも確認できるため、症状の振り返りや分析にも便利です。“天気痛予報”はどなたでも無料でご利用いただけます。症状への心構えや薬の準備など、事前の天気痛対策にお役立てください。
ウェザーニューズでは今後も、気象データ及びデータ解析技術を活用し、皆さまの生活に役立つ情報提供に積極的に取り組んでまいります。

▼ “天気痛予報”のご利用はこちらから
スマホアプリ「ウェザーニュース」をダウンロード後、“天気痛予報”にアクセス
または
ウェザーニュースウェブサイト“天気痛予報”
https://weathernews.jp/s/pain/index.html

◆ 医師と共同開発した“天気痛予報”雲が分かりやすい日本発のテクニカル分析 をアプリ「ウェザーニュース」で提供開始
< 6 日先までの「天気痛」発症リスクを予報し体調管理をサポート>

今回提供を開始した“天気痛予報”は「天気痛」と呼ばれる、天気の変化に起因する体の不調が起こりやすいタイミングを予報するサービスです。今回ウェザーニューズは、天気痛ドクター佐藤純医師と独自の“天気痛予報”を共同開発しました。ウェザーニュースのユーザーから寄せられた症状報告と気圧データの分析結果から、人の生体リズムや人が持つ気圧センサーに影響し、天気痛の発症に寄与しやすい 雲が分かりやすい日本発のテクニカル分析 3 つの気圧変化パターンを抽出。それぞれのパターンを指数化し、天気痛の発症リスクを算出します。
“天気痛予報”では天気痛が発症するリスクを 6 日先まで、“警戒”“注意”“やや注意”“安心”の 4 ランクで表示します。天気痛のリスクを事前に把握できるため、症状に対する心構えや薬の準備など、事前の対策にお役立いただけます。また、 3 時間毎の天気痛予報と天気、気圧の変化も確認することができ、薬を飲むタイミングにもご参考いただけます。さらに、過去 1 週間分のデータを確認することができ、どんな時に天気痛が起きやすいかなど、自分の症状の振り返りや分析にも便利です。気圧医学の専門家の知見と高精度な天気予報を元にした“天気痛予報”で、天気に起因する体の不調にお悩みの方をサポートします。

<“天気痛予報”の主な機能>

ピンポイント天気痛予報
(3時間毎/週間) 天気痛予報マップ(全国)

(1)天気痛予報マップ(全国 / エリア / 都道府県)
今日明日の天気痛予報を全国 / エリア 雲が分かりやすい日本発のテクニカル分析 / 都道府県のマップで確認できます。天気痛の発症リスクがひと目でわかります。

(2) 3 時間毎のピンポイント天気痛予報
ユーザーの位置情報に合わせた 3 時間毎の天気痛予報・天気・気圧を 1 週間前~ 36 時間先まで表示します。気圧グラフで気圧の上昇・下降も確認できます。薬を飲むタイミングや、過去の症状の振り返りや分析に便利です。

(3)週間天気痛予報
6 日先までの天気痛予報と天気を表示します。天気痛の症状への心構えや薬の準備など、事前の対策に役立ちます。

<翌日の天気痛予報を「ウェザーニュース LiVE 」で徹底動画解説!>

なお、本日より、 24 時間生放送の天気専門チャンネル「ウェザーニュース LiVE 」にて、天気痛予報の解説コーナーがスタートします。翌日の天気痛予報と原因となる天気の解説を動画でご確認いただけるほか、「くるくる耳マッサージ」の実演など、おすすめの対策を紹介し、天気痛への準備や対策に役立つ情報を毎日配信していきます。事前の天気痛の発症リスクの把握や事前の対策にお役立てください。

◆ ユーザーの症状報告と気象データに基づく天気痛予報ロジックを開発
<「気圧変化のズレ」に着目、天気図に現れない微小な気圧変化パターンを独自に指数化>

ウェザーニューズでは、佐藤医師と共同で、天気痛の発症と気象要素との関係の分析を行ってきました。ウェザーニュースのユーザーから寄せられた症状報告と気圧データに基づくこれまでの分析結果から、「気圧の変化が通常のパターンからずれた時」に天気痛を感じる方が多いことがわかってきています。さらに、天気痛に影響を及ぼす気圧変化には、低気圧や台風の接近といった明らかな気圧変化だけでなく、天気図には現れない微小な気圧変化も含まれることがわかってきました。
今回提供を開始した“天気痛予報”では、人の生体リズムや気圧センサーに影響しやすく、天気痛の発症に寄与しやすい 3 つの気圧変化パターンを抽出し、それぞれのパターンを指数化することで、天気痛の発症リスクを算出しています。

パターン①:天気図に現れる気象現象(低気圧や高気圧、台風など)による気圧変化
天気図に表現される低気圧や台風などの通過時には、気圧の変化が大きくなるため、天気痛が発生しやすく注意が必要です。発達した低気圧や台風が通過する際には 1 日に 20hPa 以上の気圧変化が生じ、天気痛発症のリスクが高まります。

パターン②:大気潮汐( 1 日 2 回、ほぼ決まった時間で繰り返す気圧のアップダウン)
太陽光で大気が暖められることや、日没後に冷やされることなどによって発生する周期的な気圧変化を大気潮汐と言います。 1 日 2 回、気圧のアップダウンを繰り返す半日サイクルの気圧変化です。この周期は人の生体リズムの周期と一致している可能性があり、パターン①の気圧変化と比べると小さい変化ですが、天気痛の引き金となります。この大気潮汐による気圧変化の幅が通常よりも大きくなった時に、天気痛の発症リスクが高まります。

パターン③:微気圧変動(周期性のある小さな気圧変動)
さらに、これまで誰も注目してこなかった大気潮汐よりもさらに小さな気圧変化(微気圧変動)が、天気痛の発症リスクに影響を及ぼすことが分かりました。微気圧変動は主に低気圧接近や積乱雲の発生、山越え気流などの影響で発生します。気圧変化量は 1hPa 以下で、継続時間は数分~数十分と短いですが、発生すると 1 日に複数回押し寄せる場合もあります。

◆ 佐藤純医師(天気痛ドクター)共同開発

この天気痛予報は気圧医学の第一人者である、佐藤純医師と共同開発しています。

佐藤純(さとうじゅん) : 医師 / 医学博士、愛知医科大学痛みセンター客員教授、中部大学生命健康科学部教授、パスカル・ユニバース(株) CEO

気象変化と慢性疼痛、自律神経の関係が専門
愛知医科大学病院 痛みセンターにて 2005 年より天気痛・気象病外来を開設
気圧医学の第一人者、日本疼痛学会理事、日本運動器疼痛学会理事、日本生気象学会理事などを歴任
天気痛ドクターとして 雲が分かりやすい日本発のテクニカル分析 TV 、雑誌等マスコミで活躍中、著書多数

分析機器情報

図1 光学顕微鏡とSEM の画像比較(試料名:スギ花粉)

図2にSEM の構造を示す。電子銃では電子源から電子線を発生させて加速する。電子線の加速電圧は、一般的なSEM で数100V から30kV 程度である。集束レンズと対物レンズは、加速した電子線を試料上に電子スポットとして集束する。 走査コイルは、電子スポットを探針(プローブ)として試料上を移動させる。これを電子線走査と言う。検出器は試料の電子線照射点から発生した信号電子を検出し、信号電子の量を各点の明るさとして表示したのがSEM 像である。信号電子の発生量は表面の凹凸構造で変化するため、SEM像には試料の表面形態が映し出される。

電子源から発生した電子がガス分子と衝突しないで試料に到達するには、10 -2 ~10 -3 Pa の真空が必要である。そのため、SEM の本体は真空ポンプで真空状態に保ち、観察試料も真空状態で壊れないように水分を除去する等の前処理を行う。また電子線照射で帯電しないように、試料表面に導電性を与える前処理も行われる。

図2 SEM の構造と像形成原理

図2 SEM 雲が分かりやすい日本発のテクニカル分析 の構造と像形成原理

3.SEM の分解能

図3にSEM で用いられている代表的な電子源の例を示す。W(タングステン)フィラメント形は、W フィラメントを通電加熱して、熱エネルギーで電子を引き出す方式である。電界放出形(FE:Field Emission) は、室温でW 単結晶の針の先端に電圧を印加し、強電界で電子を引き出す。FE 電子源を動作させるには電子銃を10 -8 Paの超高真空にする必要があり、専用の真空ポンプが必要となる。その代わりW フィラメントの約1000 倍の高輝度が得られ、1nm 以下の極めて小さい電子スポット径を実現できる。このため、高分解能用SEM にはFE 電子源が用いられ、この方式のSEM をFE-SEM と言う。SEM 雲が分かりやすい日本発のテクニカル分析 の電子源には、この他にもショットキー(SE:Schottky Emission)雲が分かりやすい日本発のテクニカル分析 形電子源があり、これも広く普及している。SE 電子源は電界と熱エネルギーの両方の作用で電子を引き出し、FE に近い輝度で高安定なビーム電流が得られる利点がある。

図3 SEM に用いられている電子源の例

図3 SEM に用いられている電子源の例

4.SEM の高分解能化

SEM の分解能は、電子源以外に対物レンズの集束性能にも左右される。集束性能は焦点距離が短いほど向上するため、対物レンズの焦点距離を短縮する試みがなされてきた。図4に、電子レンズ(雲が分かりやすい日本発のテクニカル分析 集束レンズ、対物レンズ)の構造を示す。電子レンズはコイルと磁路で構成される電磁石で、磁路の切れ目(磁極)から発生するレンズ磁界領域が電子線に集束作用(凸レンズ作用)を与える。
試料面をレンズ磁界に近づけると焦点距離が短縮するため、小形試料をレンズ磁界内に配置するインレンズ方式が開発された。インレンズ方式とFE 電子源を組み合わせたインレンズ形FE-SEMは、現在最も分解能の高いSEM である。これに対して、試料を対物レンズの下方に配置する方式をアウトレンズ方式と言う。アウトレンズ方式はインレンズより分解能は劣るが、鉄などの磁性体試料でもレンズ磁界に影響を与えず、大きな試料も観察できるため、試料の制約が小さい。

インレンズで観察できない大きな試料を短い焦点距離で観察するために、セミインレンズ方式のFE-SEM が開発された。図5にセミインレンズ方式の対物レンズ断面を示す。セミインレンズでは磁極が試料側に配置され、磁路の下方にレンズ磁界が発生する。そのため大きな試料を対物レンズ下部に配置しても、インレンズと同等の短い焦点距離が実現する。図6に、アウトレンズ方式とセミインレンズ方式のFE-SEM の画像例を示す(加速電圧2kV)。このように、対物レンズの焦点距離を短縮することで分解能が大幅に向上する。

図4 電子レンズの構造

図5 セミインレンズ方式の対物レンズ断面

図6 アウトレンズ方式とセミインレンズ方式のFE-SEM の画像例(試料:ITO 膜、2kV)

図6 アウトレンズ方式とセミインレンズ方式のFE-SEM の画像例(試料:ITO 膜、2kV)

5.SEM の応用

電子線照射で試料から発生する信号電子の中で、エネルギーが50eV 以下の電子を二次電子、それより高いエネルギーの電子を反射電子と言う。二次電子と反射電子は通常、別々の検出器で検出する。図7に、アルミナとニッケルの複合材料の二次電子像(加速電圧1.5kV)と反射電子像(加速電圧10kV)の例を示す。二次電子像ではアルミナ表面の凹凸が明瞭に観察でき、反射電子像ではニッケル粒子が明るく見えている。このように、加速電圧と信号電子(二次電子/ 反射電子)を適切に選択することで、凹凸構造や材料の違いを強調して表示することができる。

図7 二次電子像と反射電子像の例(試料:アルミナ/ ニッケル複合材料)

図7 二次電子像と反射電子像の例
(試料:アルミナ/ ニッケル複合材料)
試料ご提供:関野徹先生(大阪大学産業科学研究所)

図8 X 線スペクトルの例

図9 X 線で面分析した元素分布の例(試料:バリスタ断面、加速電圧15kV)

図9 X 線で面分析した元素分布の例
(試料:バリスタ断面、加速電圧15kV)

6.おわりに

SEM は、1965年に英国のCambridge Instrument社が最初の商用機を開発して以来、分解能、像コントラスト、操作性などで絶え間ない高性能化の歩みを続け、今日までに目覚ましい進歩を遂げている。1972 年に輝度の高いFE 電子源が製品化されて分解能が飛躍的に向上すると、未知の扉が次々と開かれた。さらに、インレンズ方式やセミインレンズ方式の開発、信号検出技術の進歩によって、それまで見えなかったものが見えるようになり、世界各国で開催される顕微鏡学会では、様々な分野で新たな発見や知見が積み上げられている。

生化学自動分析装置

現在わが国では、少子高齢化・医療費高騰などを背景に健康への意識は年々向上しています。 その中でも血液検査は、疾病の裏づけ、検診の手段としてだけでなく、近年では、病院に行かなくても健康管理ができるよう、自宅で血液を自己採取し、郵送して検査データを得るという、個人が気軽に血液検査ができるシステムも登場しています。 このように血液検査が汎用化し、身近となっている現在、検査機関にとって大きな役割を担っているのが、生化学自動分析装置です。

血液が語るあなたの健康

色の変化で物質の種類と量を知る

比色分析法とその測定原理

用手法の測定プロセス


BioMajesty™ の装置概要

BioMajesty™のサンプルには、前に述べたように、血液中の血清と呼ばれる薄黄色の液体部分や尿を使います。 これを一定量(通常30マイクロリットル)を希釈ピペットで正確に取って、希釈ディスクで5倍に希釈します。測定可能サンプルとして150マイクロリットル(μL)になります。この希釈サンプルから1項目当たり2~25マイクロリットル(目薬の1滴は40マイクロリットル程度)雲が分かりやすい日本発のテクニカル分析 を正確に取って中央の回転反応器の反応セル(あらかじめ試薬ターンテーブル1の試薬ボトルから試薬ピペット1によって試薬が入った反応セル)に移して37℃で反応を起こさせます。1種類の試薬でうまく発色反応に持ち込めない場合は2種類あるいは3種類の試薬を加えることがあります(試薬ターンテーブル2)。一定時間(通常10分)の反応後、比色計で色の濃淡を測定(図中(多波長光度計))します。比色計とは、光を測定物に当てて通過させ、その透過光量を電気的に検出する測定器です。測定されたデータは、A/D 変換器(アナログ→デジタル変換器)によって数値化され、CPUで演算し結果が出力されます。 BioMajesty™は、サンプル及び試薬の分注性能が高く、ピペットの外側の洗浄機構、反応セルの無残水対策で残水が極力おさえられ、精度よい測定値を得ることができます。

日本のアパレル業界に改革を!ファッション×サステナブルの必要性

環境を無視して作られたものを購入してオシャレを楽しむというライフスタイルはもはや一昔前のもの。今回はニューヨークを拠点にサステナブル・コンサルタントとしてさまざまな企業のサステナビリティ戦略やセミナーなどの講師も務める、田原美穂さんにインタビュー。「サステナビリティ×ファッション」の新しいキャリアについて聞きました。

田原さんの住むニューヨークはサステナビリティに対してどんな都市だと思いますか?

「Kintra Fiber」という、マイクロプラスチックの問題を解決するマテリアルサイエンス企業もブルックリンにオフィスを構えたので、「なぜブルックリンにしたの?」と質問したところ、「“Forward Thinking(先進的な考え方)”をする人が集まっている場所なので、そういうところに会社がある方がいい」と話していました。

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仕事をする上でのマイルールはありますか?

今後挑戦したいことを教えてください

田原美穂さん(Sustainable Journey 代表、NY在住)

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